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物理学者、ウォール街を往く。―クオンツへの転進

  • 執筆者の写真: Admin
    Admin
  • 2017年9月22日
  • 読了時間: 1分

 物理学者がウォール街を歩くのが珍しかった時代。彼の動きは奇妙に見えた。しかし、今のトレード環境を見れば物理をはじめ数学的な知識や統計を組み合わせた上でのプログラミングの技術など最先端をいっていたと分かる。

 内容としては著者の過去を回想しながら金融業界の構造を理解するのに役立つかと思われる。しかし、いかんせん話が長く金融に関係がない部分が大半を占めているのは仕方ない。

 最終的に金融業界も全ては人間が介しているため数学も物理も全てを表現することは出来ない。人間が自然の中でうまれたことを考えれば金融環境もまた自然やカオスが発生する。自然を芸術とするよりも人間が自然を表現することが芸術である。結局はそういこうとなのかなと思う。トルストイ風に言えば。記号論的な解釈をすれば。


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