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確率論的思考〜金融市場のプロが教える最後に勝つための哲学〜田淵直也

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    Admin
  • 2017年9月8日
  • 読了時間: 2分

確率論的思考〜金融市場のプロが教える最後に勝つための哲学〜田淵直也

・高級ホテルのラウンジで静かにゆっくり読んでみました。

・ランダムウォーク&行動ファイナンスでおなじみの著者。今回はだいぶ趣旨が違います。特に不確実性に対するスタンスについて勉強になりました。確率論的な思考の重要性を歴史、宇宙、量子力学、心理学などを引き合いに多岐にわたり丁寧に解説しています。

・今まで確率論の重要性を説く著書はたくさん読んできました。その中でも一押しです。特に歴史好きで、量子力学が好きな男子向けかと思います。

・統計学が最強だと思ってたけど、どうも違うみたい。統計から出された値を見て、その上で更に熟慮する必要がある。そして、過去に明らかな優位性がある手法も時代が変われば使えなくなる。それを意識して変えていくことが大事。歴史を何億年も遡れば、私達の祖先は小動物。恐竜ではなかった。つまり、強さが生き残る条件ではない。現代では大手の倒産、リストラが相次ぐ。そのため、大企業に入れる賢さが生き残る条件でもない。じゃあ、何か?変化する能力が生き残る条件。なんでか?それは、世の中は全て不確実であるため。その不確実な中から確実にする必要がある。そのためには多様性が大事(様々な手法)で、失敗を教訓にし活用する柔軟性、長期的に勝ち続けるために成長する気持ちが変化する能力に繋がる。


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